コラム COLUMN
矯正歯科治療後の保定って?保定期間はどのくらい
こんにちは。
世田谷区八幡山の歯医者「はちまん山グリーン歯科」です。
当院では歯並びやかみ合わせを整える矯正歯科にも対応しています。
矯正歯科では治療完了後に歯並びの後戻りを防ぐための保定期間を設けています。
今回は、保定とはどのようなことを行うのかや、保定装置の種類や保定期間などについて詳しく説明いたします。
矯正歯科治療後の保定とは
矯正歯科治療が終わったばかりの歯の根の周囲の骨は不安定で歯が動きやすい状態です。
食事や歯ぎしり、食いしばりなどの癖、もともとの口や顎の動きなどによっても歯は影響を受けて少しずつ動いてしまいます。
治療後の整った状態で歯並び、かみ合わせをしっかりと固定できるように保定装置を装着するのが保定です。
保定装置の種類
保定装置はリテーナーとも呼ばれており、取り外しできない固定式と取り外し可能な可動式があります。
【固定式】
前歯の裏側に細いワイヤーを直接樹脂製接着剤で装着するタイプで、フィックスリテーナーと呼ばれます。歯の凸凹やすき間が空くのを予防します。
【可動式】
取り外しが可能な可動式には金属のワイヤーと樹脂製のプレートでつくられた保定装置や、マウスピース型の透明な保定装置などがあります。
●ベッグリテーナー
一般的に用いられる保定装置です。
ワイヤーは歯全体をカバーし、歯全体の後戻りを予防します。
●ホーレーリテーナー
ワイヤーが前歯部分のみをカバーするタイプで、主に前歯の後戻りを予防します。
●QCMリテーナー
前から見える前歯部分が透明の樹脂でできていて目立ちにくい保定装置です。
●マウスピース型保定装置(クリアリテーナー)
マウスピース型の透明の保定装置で目立ちにくいですが、金属のワイヤーとプレートでできている保定装置に比べて破損しやすい傾向があります。
保定期間の長さ
矯正歯科治療完了後は歯の根の周りの組織が不安定な時期なので、1日中装着します。
一般的に保定期間は最低でも1年程度から3年間程度です。
歯並びは加齢や歯ぎしり、食いしばりなどの癖によっても変化するので、装着できる限りは継続して使用するのがよいとされています。
固定式の保定装置を一定期間装着した後に可動式に変更して使用する場合もあります。
世田谷区八幡山の歯医者「はちまん山グリーン歯科」の矯正歯科
当院では矯正装置を外した後の保定期間も患者さまをしっかりとサポートしてまいります。
保定装置の種類や保定期間、通院頻度は患者さまのお口の状態によってさまざまですので、よい歯並び状態を維持できるように計画を立てて保定を行います。
むし歯や歯周病の予防のために歯のクリーニングや定期検診も行っていますので、矯正歯科治療後も保定とメンテナンスを継続してお口のよい状態を保っていきましょう。
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